2009 直島へ
フェリーで高松から直島へ。
ベネッセアートミュージアムに行きました。
数回目ですが、訪れるたびに新しい発見があったり
(新しい施設が出来てたりもするし)旧くて懐かしい景色もあったり
対になるものが混在していて
島と呼応して生きてる感じが好きです。
月曜日に行ったのですが地中美術館や家プロジェクト一帯
お休みだったのでわりきってゆっくりベネッセエリアをまわる事に
しました。
今回は対比、という部分に着目してみる。
確かなもの。不確かなもの
機能的なもの。使い勝手のわかりにくいもの。
安全な空間の中のあぶなっかしいもの。
青と黄色。人口物と自然物。
光と影といった視覚的にわかりやすいものだけでなく
感覚的に問いかけるような反するものが混在していて
ふと脳の一部だけがソレに気づき
気づかない部分とまた混在して
独特の感覚に陥る。
作品を鑑賞とか感じる。というよりは感覚に陥るという
言い方が近い気がする。
美術館内の絵画、オブジェと
窓辺から見える景色がシンクロする
ことで外と中を意識したりする。
ジェニファー・バートレット「黄色と黒のボート」は
子供も気に入ったみたいです。
折り紙で作った黄色のボート
この黄色と黒のボートを望める
瀬戸内海に面したテラスの外壁に
杉本博司作品「タイム・エクスポーズト」があります。
「海景」と呼ばれる作品です。
浜辺の端の岩壁にもありました。他の場所にもあるみたいです。
無粋にも監視カメラかと思ってしまった。。
大阪の国立国際美術館でやっていた杉本博司作品展を
お友だちのご主人から教えてもらったのに結局行けずで
気になっていたのですがここであらためて逢えてよかった。
これは2009年6月8日の浜辺から見える瀬戸内海と空。
波打ち際が好きで家族ばらばら好きな事をしてた。
写真の時系列がバラバラですが
ベネッセアートハウスから出られる屋外展示に戻ります。
安田侃の「天秘」。これも家族のお気に入り。
正方形に天井だけぽっかりとあいた空間でより、空を感じられたり。
そこに置かれた大福のようなすべらかな石。
ちょっぴり緊張する美術館という空間の外で「作品に上がる際は靴を脱いで
お上がり下さい」とこっそり書かれているのを見ると
思わず靴を脱いで寝転んでしまう。他に鑑賞客がいない方が温泉と同じでリラックス出来る
のんびりしたり刺激的だったり
気分の緩急も面白い。
2010年は瀬戸内国際芸術祭という催しが
あるそうなので7つの島めぐり出来たらいいなぁ。